Studies on Mechanical Denaturation of High Polymer Solutions

Yukichi Go, Shuzi Matsuzawa, Kazuo Nakamura

Kobunshi Kagaku · 1968 · 13 citations · 0 references

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Concepts

Abstract

ポリビニルアルコール (PVA) 水溶液の粘度は, 低温で時間とともに上昇し, ある濃度以上でついにゲル化する。酢酸ビニル (VAc), ギ酸ビニル (VF) および三フッ化酢酸ビニル (VTFA) から誘導されたPVA (VAc-PVA, VF-PVAおよびVTFA-PVA) を用い, 種々の条件でゲルをつくった。それらのゲルの見かけの融点とPVA濃度との関係を測定し, PVAの立体規則性がゲルの構造にどのような影響を与えるかを調べた。ゲルの見かけの融点TMと濃度Cとの間には, だいたいlog C=const.-ΔH/2.303RTMなる関係が成立した。これから計算されたΔHはVAc-PVAでは72kcal/mol, VF-PVAでは10-12kcal/molおよびVTFA-PVAでは20kcal/molであった。ΔHをゲルの一つの網目が融解するときのエネルギーとすると, これは水素結合がVAc-PVAでは1-2個, VFPVAでは約2個およびVTFA-PVAでは約4個に相当すると考えられる。VTFA-PVAでは, 低濃度領域で上式からはずれる傾向にあった。そこで, その領域では水を会合した分子間水素結合をしてゲルを形成しているのではないかと考えた。また, ゲルを形成する一つの網目がシンジオタクチック部分から形成されているとすると, シンジオタクチック部分のsequence lengthのより長いものを持つほど, 機械的変性を起こすといえる。