Seasonal Occurrence of Oligota kashmirica benefica NAOMI (Coleoptera: Staphylinidae) on Arrowroot and Effect of Prey Consumption Rate on Development and Oviposition.

Takeshi Shimoda, Norizumi Shinkaji, Hiroshi Amano

Japanese Journal of Applied Entomology and Zoology · 1993 · 16 citations · 0 references

DOIFull text

Open access

Concepts

Abstract

クズに生息するヒメハダニカブリケシハネカクシOligota kashmirica benefica(以下,O.k. benefica)の生態に関する基礎的資料を得るため,クズでのハダニおよびO.k. beneficaの発生消長を調査するとともに,発育や産卵に及ぼすハダニ捕食数の影響を調査した。1) クズにおけるO.k. beneficaの出現は,ハダニが発生する時期に限定された。本種の個体数ピークは6月と10月にそれぞれ形成されたが,それらはハダニの個体数ピークが形成された時期とほぼ一致した。2) クズで優占した捕食性昆虫と捕食性ダニは,それぞれO.k. beneficaならびにケナガカブリダニであった。3) 幼虫の発育や成虫の産卵には多くのハダニを餌として必要とすることが室内調査により判明した。また,ここで採用した室内飼育条件では,蛹の生存率は卵期や幼虫期のそれと比較して低く,室内飼育の際の障害になることがわかった。4) 以上の結果から,クズに生息するO.k. beneficaの発生はハダニの発生密度に強く影響を受けていること,それは本種が発育や産卵のために多くのハダニを必要とするためであることが判明した。