Japanese Journal of Crop Science · 1996 · 18 citations · 0 references
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穂数型および穂重型の数品種を用いて, 施肥, 剪葉および株間引き処理を組み合わせることにより, 籾殻重(SW), 出穂後乾物生産量(ΔW), 出穂期貯蔵炭水化物含量(C)および出穂後穂重増加量(ΔE)に実験的変異を作出し, 穎花の同化産物受容効率(ΔE/SW)に及ぼすΔW/SWとC/SWの影響を検討した. C/SW はΔW/SWより稔実歩合(1-p; p, 不稔歩合)に対して強い影響を及ぼしていること, また, Cは穎花の炭水化物受容能力(シンクポテンシャル)に対してΔWに不足が生じたときその不足量を補うように穂へ移行する緩衝在庫として, 穎花のシンクとしての活力維持に寄与していると考えられた. ΔW/SWは稔実歩合よりも稔実籾殻重当たりの穂重増加量(ΔE/[(1-p)・SW])の増加を介してΔE/SWの増加に寄与した. 以上の結果から, ΔE/SWを高めるにはΔWを大きくすることも必要であるが, Cを大きくすることも極めて重要な課題であることが推察された.