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14C ages for the ejecta from Kutcharo and Mashu calderas, eastern Hokkaido, Japan
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References
2010
Year
北海道東部,屈斜路・摩周カルデラの噴火年代を,14C 年代測定により系統的に明らかにした.今回,両カルデラ周辺に分布する摩周テフラ層及び中春別テフラ層から新たに16の炭化物試料を採取し,これらをAMS・β線計測法により測定している.測年対象とした噴火ユニットは,摩周カルデラ噴出物中のMa-d,Ma-e,Ma-f,Ma-j,Ma-k,Ma-l 及びMl-a と,屈斜路軽石流Ⅰ(KpI)を含む中春別テフラ群の6 層である.KpI は屈斜路カルデラで発生した最も新しいカルデラ形成噴火の堆積物であり,その正確な年代決定が期待されていた.14C 年代測定結果はδ13C 補正値で3,660±40yBP から,36,080±1,300yBP にまでわたるが,いずれも外来テフラも含めたテフラ層序との矛盾はない.KpI 噴火の暦年代については,ほぼ40ka と算出され,KpIV を噴出した屈斜路カルデラ最大の噴火から約7 万年の再来間隔で巨大噴火が繰り返されたことになる.摩周カルデラは,KpI 噴火直後から屈斜路カルデラの東壁上に形成されたもので,成層火山体形成後の約7.6千年前(Cal BC5600 年頃)に主カルデラ形成噴火をおこしたことが明らかになった.
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