The Journal of the Society of Chemical Industry Japan · 1971 · 19 citations · 0 references
金属の種類によって, チオフェンの水素化脱硫活性がどのように変化するかを検討した。まず, 金属-アルミナの一成分系について, つづいてモリブデン-アルミナに第二成分として金属を添加した二成分系について検討したその結果, 一成分系で活性を示す金属はすべて遷移元素に属し, 典型元素に属するものはまったく活性がなかった。活性な金属は特に第 VIII 族に集中し, この族の活性序列は, 白金>パラジウム>ルテニウム>コバルト>ニッケル>鉄であり, 原子番号が大きい金属ほど活性が大ぎくなる傾向が認められた。二成分系では, ニッケルとコバルトを添加した触媒が著しく活性であり, 他の金属では添加効果が認められるほど活性を向上させるものはなかった。このニッケル, コバルトを添加した触媒はブタン選択率が小さく, したがって水素消費量が少ないことがわかった。