NIPPON KAGAKU KAISHI · 1987 · 16 citations · 0 references
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天然ガス付随水中のホウ素をホウ素資源として回収することを目的として,N-メチル-(ポリヒドロキシヘキシル)アミノ基を有する市販のキレート樹脂によるホウ素の吸着特性をパッチ法およびカラム法により検討した。使用した樹脂は,アンバーライトIRA-743,ダイヤイオンCRB O2,デュオライトES371およびユニセレックUR-3500の4種類である。ホウ素の吸着量や吸着速度は樹脂によって多少の差が認められたが,いずれの樹脂もpH8~10の範囲で最大のホウ素吸着量が得られた。これらの樹脂10cm3を充填したカラムに天然ガス付随水の模擬試料(ホウ素100mg/dm3)を空間速度15h-1で通液したところ,いずれの樹脂も良好な吸着特性を示し,ES 371で樹脂体積の約35倍,そのほかの樹脂で約20~30倍の通液量を超えるとホウ素の漏出が認められた。吸着されたホウ素は,樹脂体積と同量の1mol/dm3硫酸および5倍量の水で溶離できた。いずれの樹脂も1mol/dm3水酸化ナトリウム溶液で再生してくり返し使用することができ,天然ガス付随水中のホウ素の回収に利用できることがわかった。