The Journal of the Geological Society of Japan · 2000 · 33 citations · 0 references
Natural SciencesMarine SciencesOceanographyCoastal OceanographyMarine EcologyPhysical OceanographyHolocene GeologySea Surface TemperatureSea-level ChangeSea-level VariabilityHolocene Coastal ChangeHolocene Ocean VariabilityHolocene Sea Surface Temperature VariabilityHolocene Sea-level ChangeHolocene Sea-level HistoryHolocene VariabilityTemporal Environmental Variation
神戸沖の大阪湾底で掘られたコアの完新統の部分について, 堆積相解析を行い, 高密度の14C年代値と相対的海水準変動から, 次のような完新世の大阪湾の海況変動を復元した.11000年前に海面高度は約-50 mにあった.海進に伴い後退する三角州はエスチュアリーとなった.海面高度が約-30 mに上昇した9700年前に, 明石海峡での潮流が発生した.海面高度が約-12 mになると, 淀川河口が河内湾に退き, 備讃瀬戸が繋がり, 現在のような瀬戸内海が成立した.この時から約3000年前まで, 大阪湾全体が強い潮流の影響下にあった.5300年前~5000年前が大阪湾では最も海面が高い時期であった.1700年前頃に, 河内湾が埋め立てられ, 淀川三角州が大阪湾にまで前進し, 1000年前には神戸沖にまでその影響がおよぶようになった.