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Mechanical Properties of Textile Fibers

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1960

Year

Abstract

研究目的伸長にともなう繊維の断面積変化を追跡し, これよりボアソン比を知り, 厳密な応カーひずみ線図について研究することを目的とする.研究結果(1) 空気マイクロメータを応用した断面積変化測定装置において, その感知ノズルの感知部分を長くすることによって, 平均化したなめらかな測定線図の得られることが確認された.(2) たてひずみ一よこひずみの進行率, すなわちボアソン比は, ナイロンで0.30~0.41, エンビロンで0.21~0.31, ポリエチレンで0.33~0.37であり, ナイロンとポリエチレンは伸長初期でやや大きく, 高伸度領域にいたるにしたがって小さくなる傾向があるが, エンビロンの場合は逆の結果を得た.(3) 引張速度が大きくなると過大応力状態にあるクランプ近傍において部分変形の影響があらわれ, 変形が感知ノズルの外にずれてボアソン比が小さく示される.(4) 断面積変化を考慮することによって, 応カーひずみ線図は荷重一伸長線図に比べて, より広範囲にわたって直線化することが確認された.(5) 対数ヤング率が従来一般に使われているヤング率よりも, さらに広範囲のひずみおよゲ応力状態まで使用できる弾性定量値として, だ当であるということが確認された.