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Sorption of Chloride-ion, Sulfate-ion and Phosphate-ion in Calcium Silicate Hydrates.
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1999
Year
Chemical EngineeringEnvironmental ChemistryEngineeringIon ExchangeCalcium Silicate HydratesMineral-fluid InteractionCalcium AluminateGeochemistryChemistryGas Hydrate
セメントプラントを利用した廃棄物の減容処理を考える場合,廃棄物に含まれる塩化物イオンは,一つの問題となる.セメントコンクリートの硬化体の大部分は,ケイ酸カルシウム水和物で構成されており,ケイ酸カルシウム水和物の塩化物イオンの収着量が重要となる。したがって,本研究ではケイ酸カルシウム水和物の塩化物イオンの収着について検討した。ケイ酸カルシウム水和物は合成し,所定の溶液中で塩化物イオンを収着させた.また,同様に硫酸イオンおよびリン酸イオンについても収着させた。その結果,ケイ酸カルシウム水和物の塩化物イオン,硫酸イオンおよびリン酸イオンの収着容量は,それぞれ172mg/9,54mg/gおよび667mg/gであった。ケイ酸カルシウム水和物のリン酸イオンの収着において,ケイ酸カルシウム水和物は,リンとの反応により,ヒドロキシアパタイトを生成した.塩化物イオン,硫酸イオンおよびリン酸イオンを,一度収着したケイ酸カルシウム水和物からの再溶出を行った。その結果,いったんケイ酸カルシウム水私物に収着された塩化物イオン,硫酸イオンおよびリン酸イオンそれぞれの15%,18%および34%が再溶出した.塩化物イオンについて,フリーデル氏塩は塩化物イオンの固定能が高いとされているが,塩化物イオンを収着したケイ酸カルシウム水和物同様に,塩化物イオンの溶出を検討した結果,フリーデル氏塩中の塩化物イオンの65%が,溶出した。したがつて,ケイ酸カルシウム水和物の塩化物イオンの固定能は,フリーデル氏塩よりも高いことがわかった。