The Journal of the Society of Chemical Industry Japan · 1959 · 12 citations · 0 references
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トリエチルホウ素に引続き,有機金属化合物としてトリエチルアルミニウム,ジエチルカドミウムおよびジエチル亜鉛を選び,これら有機金属化合物の塩化ビニルに対する触媒作用を比較検討した。これら有機金属化合物による塩化ビニルの重合では,トリエチルホウ素のばあいと同様,酸素あるいは過酸化物が共触媒として大きな影響を示し,とくにクメンヒドロペルオキシドの作用は大きい。有機金属化合物-クメンヒドロペルオキシド系触媒による塩化ビニルの重合反応の活性化エネルギーは,ホウ素<亜鉛<アルミニウム<カドミウムの順で,トリエチルホウ素が最も大きな重合能を有している。ベンゾキノンおよび二,三の金属塩の共触媒的挙動も面白く,酸化剤成分が相手金属の種類により,かなり大きな相違を示すことも興味深い。これら有機金属化合物により得た重合体の物性については目下検討中で,その詳細は次報にゆずりたい。