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Clinical Analysis of Esophageal Cancer Associated with Other Primary Malignancies

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2004

Year

Abstract

はじめに: 食道癌は他臓器癌との重複が多いことはよく知られている. 重複癌の中でも頭頸部領域癌と胃癌の重複が最も多い. 対象と方法: 1982年から2001年までに当科に入院した食道癌1,050例のうち, 他臓器重複癌を合併した241 例を対象とし, 検討を加えた. 結果: 重複癌の頻度は23% であった. 5年ごとの集計では, 12%, 19%, 26%, 31% と年ごとに増加していた. 対象臓器は頭頸部領域癌 (40%) と胃癌 (29%) が多かった. 10 年ごとに前後期に分けると, 頭頸部領域癌の比率は33%から42%へ増加したが, 胃癌の比率は変わらなかった. 食道癌治療後の他臓器重複癌による死亡は, 5.5%に認めた. その原因として, 頭頸部領域癌が40%と最も多く, 次いで肺癌が17%, 肝細胞癌が16% であったのに対し, 胃癌の比率は9% と少なかった. 重複癌の頻度は増加したが, 他臓器重複癌による死亡の比率は次第に減少していた. これは重複癌への対策が効を奏した結果と考えられた. 考察: 食道癌の治療においては, 再発だけでなく, 重複癌を念頭に置いた, follow-upが重要である.