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Distribution of Rumen Ciliate Protozoa in Cattle, Sheep and Goat and Experimental Transfaunation of Them

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1978

Year

Abstract

本邦の主要な反芻家畜であるウシ126頭,ヒッジ51頭,ヤギ10頭におけるルーメン内繊毛虫の分布調査と移植試験をおこない,以下の所見を得た.1) この調査で検出された繊毛虫は,ウシ44種,ヒッジ34種,ヤギ26種の計3科16属47種で,そのうち7属15種は従来本邦での存在は不明のものであった.2) しかし,これらすべてが各個体に棲息するのではなく,その平均棲息種数はいずれの家畜でもほぼ14種であった.3) またルーーメン内容中の繊毛虫密度はいずれの家畜においても平均約5×105/mlであった.4) Entodinium属,特にE. simplex, E. nanellumは各種家畜において多数の個体に出現し,その密度も高く,最も優勢に棲息するものであった.5) 各種繊毛虫の密度と検出率は相関し,ルーメン内で高密度に存在する繊毛虫はその分布が広い傾向があった.6) 供試した3種の家畜におけるルーメン内の繊毛虫の種類構成はおおむね類似したが,13種の繊毛虫はウシのみに分布し,また2種はヒッジのみから検出された.7) しかし,ウシ特有と思われた繊毛虫をヒッジルーメン内に移植すると,それは明らかに増殖定着した.これは,家畜による繊毛虫の分布の相違は宿主特異性によるよりはむしろ感染の機会の有無によることを示唆するものと思われた.