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Resistance in the Brown Planthopper, Nilaparvata lugens STÅL, to Lindane
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1974
Year
BiologyBotanyPlant-insect InteractionNatural SciencesPesticide ResistanceEntomologyEvolutionary BiologyBrown PlanthopperInduced ResistancePest ControlPlant PathologyPest ManagementMathematical ModellingPublic Health
1. BHCのトビイロウンカに対する効力低下問題に関連して,BHC感受性の世代間変動を調査した。佐賀県伊万里市の慣行防除田では初期飛来虫(第2回成虫)に比べ,第4回ないし第5回成虫は感受性が著しく低下し,LD50で14∼19倍の差異に達する現象が1969∼70年にわたって観察された。しかし,無防除田または防除回数のきわめて少ない水田ではこのような変動は認められなかったことから,薬剤の陶汰作用によって,抵抗性個体群が急速に形成されたものと推定された。また,初期飛来時にみられた感受性の復元には,トビイロウンカの長距離移動による個体群の更新が関与していると考察した。2. BHC感受性の世代間差異は,10世代以上の室内飼育によっても維持された。またディルドリンではこの世代間差異はBHCより大きく,フェニトロチオンでも6∼7倍の差異がみられた。DDT,カルバリルでは差異はみられなかった。3. 初期飛来のさいにえられたBHC感受性系統に対する温度条件,日長,はね型などの影響を検討したが,いずれもBHC感受性を低下させる傾向は認められなかった。4. 薬剤の吸収速度と感受性差異との関係を知るため,BHC感受性,抵抗性系統におけるBHCとディルドリンの吸収速度を比較したが,差異は認められなかった。