Publication | Open Access
Effects of Forest Structure and its Change on Forest Floor Plants in Hiki Hills, Saitama Prefecture
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2000
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比企丘陵地域において, 里山林の構造と変化が林床の植物相に及ぼす影響を解明するため, 代表地点の植生調査, 調査区全域の林分構造踏査, 空中写真による過去の林野利用解析を行った。その結果, 古くから森林であった集落周辺のスギ・ヒノキ林で出現種数が多いこと, アクセス性の高い場所に多い少低木型スギ・ヒノキ林では草原性草本が少ないこと, かつての松林や採草地では管理放棄によりアズマネザサや常緑樹が優占し, 草原性の種がみられないと同時に今日のアクセス性が低いことが明かとなった。これらのことから, 林床植物保全のためには, 植生管理を可能とするアクセス性の確保が重要であると考えられた。