The Journal of the Society of Chemical Industry Japan · 1969 · 10 citations · 0 references
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可視スペクトルからピリジンの配位が確認されなかったMn(acac)3はピリジンの添加によってスチレンの重合が著しく加速され,重合速度はピリジン濃度の0.5次に比例した。モノマー次数はピリジン添加によって,添加しない場合の1.9から1.2に,添加しない場低下合の1.9から1.2に低下した。モノマ鱒または添加物の配位能の大きいものほどMn(acac)3の重合活性が増大した。一方,可視スペクトルからピリジジンの配位が確認された銅(II)-3-置換アセチルアセトナトでは,置換基の種類によってピリジン効果の認められたものと認められないものとがあった。キレートのベンゼン溶液を加熱してもキレートは分解しなかったが,DPPHを速やかに消色した。キレートのベンゼン溶液にピリジンを添加すると銅キレートは分解しなかったが,Mn(acac)3は分解し,DPPHの消色も加速された。以上の事実から銅(II)キレートでは,BamfordらのMn(acac)8による開始機構と非常に異なっていると考え,銅(II)キレートによるビニル重合の開始機構を新たに提出した。