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Morphological Studies of Taste Buds in Chickens

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1983

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Abstract

ニワトリの味蕾は他の脊椎動物と異なった構造を示すことが明らかとなった.すなわち,味蕾は小型の細胞が多数集まって構成されており,味蕾内には上皮表面に開口する味孔に続く著しく長い味管がある.味蕾を構成する細胞は明調細胞,暗調細胞およびこれらの外側を取り囲む扁平細胞に分類された.味蕾を再構築すると2種類の立体構造を示す味蕾が認められた.すなわち,その一つは細長い西洋なし状の形態のものであり,他は途中から味蕾底側が2つに分岐した形態のものであった.ニワトリにおける味蕾の微細構造を電子顕微鏡を用いて観察すると,明調細胞の細胞質には小胞が多数散在し,一部の小胞は神経終末と接する部位に集積しており,いわゆる求心性シナプス接合を形成していた,暗調細胞は神経終末と求心性シナプス接合を行わず,細胞質突起によって明調細胞を包むように存在し,細胞質には微細線維が多数みられた.また,味管を形成する部位には,明るく,楕円形または扁平な小胞が集積していた.扁平細胞の細胞質には微細線維と遊離リボゾームが多数みられ,他の小器官は乏しかった.これらの結果を他の脊椎動物と比較検討したところ,明調細胞は感覚細胞,暗調細胞は支持細胞,扁平細胞は周辺細胞であることが推察された.