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Morphological Observation on Liver Fluke Detected from Naturally Infected Carabaos in the Philippines

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1984

Year

Abstract

家畜に寄生するFasciola属の種類としてF. hepaticaとF. giganticaの2種が, 古くから知られている。また, 両種の亜種ないし中間種の存在についても検討され, F. indicaが報告されている。近年, アジア諸国における肝蛭の種類について再検討が行われており, とくに日本産肝蛭では, 前記3種の存在を肯定するもの, あるいはF. hepaticaの存在を否定する報告があり, 分類学的位置は未だ明らかにされていない。今回, Carabaoから採集したフィリピン産肝蛭を形態学的に観察し, 種類の同定を試みた。肝蛭を分類するとき, 体長と体幅の比率による区分が重要な指標とされている。今回の観察においても, その比率が2.0以下をA群, 2.1-2.9をB群及び3.0以上をC群に区分して検討した。各群の虫体の外形, 内部器官の構造及び虫卵の大きさなどから, A群はF. hepatica, B群はF. indica, C群はF, giganticaにそれぞれ近似するものであった。しかし, 一部の虫体と虫卵の外形または計測値は, 互いに重複あるいは連続しているものもあり, 明確に区分することはできなかった。